標本DATA
【種類】 アマミノコギリクワガタ(沖縄亜種) Prosopocoilus dissimilis ♂
【サイズ】 66.0㎜
【採集場所】沖縄県宜野湾市
【採集日時】2022年6月24日 1:00~2:00
【採集方法】外灯飛来個体
【採集者名】S. I.
こんな大きなオキノコが、外灯に飛んでくるんですね。
Iさんは採集が上手いわけではない!とおっしゃいますが…上手なんだと思います。
そして、強運の持ち主です。
それにしても、こんな特大サイズの個体が飛来するのですから、外灯周辺には良い環境(生息地)が残されていることが容易に想像できます。
今は、沖縄県内でも外灯がLEDに変わってきています。
外灯採集もどんどんできなくなるでしょうね。
昆虫たちが集まってこないのも、なんか理解できます。
LEDはあまりにも光が強い!人間の目にも良くないように感じます。
LEDの真下に立っていると、とても辛くなる…。
「ハウルの動く城」…荒れ地の魔女が魔方陣にかけられているシーンが思い出される…
さて、この個体は私好みです。
なぜなのか?
REDです。もう脚なんてピカピカの赤です。いやオレンジ色と言ってよいかな。
なんだか美術品のように見えてきます。
大アゴはオキナワノコギリらしく、直線的!66ミリもある特大個体なのに曲がらないですね。
エレガントな気品が感じられます。
この大アゴの曲がり具合で、こんなに印象が変わるものですね。
本当に美しいクワガタだと思います。
私の印象ですが、ほとんどのオキナワノコギリは赤みがかっています。黒いオキナワノコギリは珍しいと思います。
Contributed by HIRO
2023 September