標本DATA
【種類】 スジクワガタ Dorcus striatipennis ♂
【サイズ】 36.8㎜
【採集場所】滋賀県大津市
【採集日時】2021年8月26日 17:30
【採集方法】Looking採集(クヌギの樹液周り)
【採集者名】T. T.
滋賀県の小高い山の中腹にドンと立った立派なクヌギで採集された個体です。
大きいです。36ミリを軽く超え37ミリに迫る個体です。
頭幅が立派なので、小さなヒラタクワガタにも見えてきます。スジクワガタはDNA解析によると、コクワガタやオオクワガタよりもヒラタクワガタに近い仲間だそうです。なんとなくわかるような気がします。
図鑑を眺めていた時に、「ヨツバヒラタクワガタ」に大アゴの形状が少し似てるなぁ~と思ったことがあります。学名Dorcus reicheiから、ライヒヒラタクワガタとも呼ばれています。インド北東部、ネパール、ブータン、ミャンマー、タイ北部、ラオス、ベトナム北部と広範囲に分布しているクワガタです。
さて、このスジクワガタに戻りまして、よく見ると…大アゴの先端や斧が、だいぶ摩耗しています。いろんなものを挟み、長く生き抜いてきたのだと思います。
それにしても、格好良い!小さいけど、迫力のある良い個体です。
スジクワガタの野外ギネスサイズがBe-KUWA編集長が採集された39.0ミリです。
採集者のTさんは、もう少し大きいサイズを採集したことがあるとのこと!
ギネスに近い特大スジクワガタだったのでしょうね。
しかも、これぐらい頭幅のあるタイプであれば…見てみたかった。
Contributed by HIRO
2023 September