標本DATA
【種類】 ヒラタクワガタ Dorcus titanus ♂
【サイズ】 66.0㎜
【採集場所】愛知県常滑市
【採集日時】2020年7月2日20:00
【採集方法】Looking採集(クヌギ)
【採集者名】Masashi KIMATA
木全さんは毎年、愛知県内を中心に色んな場所で採集されています。昨年(2019年)は64ミリが最大でしたが、この年(2020年)は当たり年?…ヒラタの数がかなり多かったようです。久しぶりの66ミリ!クヌギの洞から上手く引きずり出せました。
九州は別格ですが、それ以外の地域では65ミリを超えるヒラタクワガタは、なかなか採集できません。立派な個体ですね。
この年は、ヒラタだけではなく、クワガタ全般的に好調!コクワは52ミリを2頭も、ノコギリも70ミリクラス、ミヤマは74ミリ、スジは35ミリと特大クラスが採集できたそうです。
このサイトを見て下さっている皆さんでしたら、これらのサイズが滅多にとれないサイズであることがわかっていただけるかと思います。
こんなサイズ..採れないんですよ!ほんとに!
標本の出来栄えも満足です。小顎枝(しょうがくし)、触覚も決まりました。
よ~く観察することは非常に大切です。良く見ている子どもさんは知っていると思います。
ヒラタクワガタの触角には、美しい毛が生えているんです。まるでブラシのような!
他の種類のクワガタに、このブラシはない。
この触角の毛は、なんの役に立っているのだろうか?
生きものの色や形には、必ず何か意味があります。
この触角の小さなブラシでメスを優しく撫でながらハーレムに誘うのだろうか…笑
わからなくても良いのです、でも、観察して、気付いて、そして考えてみること!
これが大切だと私は思います。
生きものから私たち人間はたくさんのことを学ばせてもらっています。
これから未来を背負っていくのは、子どもさんたち、若い方々です。
Boys be ambitious! クラーク博士の名言にかけて…
「少年よ 観察力を磨け!」
Contributed by HIRO
2023 September