標本DATA
【種類】 ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus ♂
【サイズ】 71.5 mm
【採集場所】岡山県津山市
【採集日時】2023年6月24日 0:30
【採集方法】Looking採集(クヌギ)
【採集者名】D. S
太いですよね!
ミヤマクワガタが大好きな人の多くは、頭部の幅を気にされる方が多い。この個体は体長72ミリ弱なのですが、なんと頭幅が21ミリほどあります。あまり興味のない方は、わからないと思いますが、21ミリという幅は特大の75ミリクラスでも超えない個体がたくさんいます。71ミリ台でこの幅は凄いのです。さらに大アゴがノコギリクワガタのようにWaveしているように見えます。標準型ですが、アゴ先はエゾ型のように大きく開いて立派です。魅力的なフォルムです。ミヤマクワガタって、パッと見ると、どうしても大アゴと頭部の張り出しに目が行ってしまいますね。
何度も話していますが、なぜ、クワガタは太い方が魅力的に見えるのだろう?面白い感覚です。
クヌギの樹液でメスをメイトガードしていたそうです。オオクワガタの産地としても有名な津山市で採集されました。発生初期に採集されたため、大アゴやフセツの欠けもなく美しい個体です。津山市産のオオクワガタを私の友人が気に入って累代していました。驚くほど太かったことを記憶しています。津山市のクワガタは太めが多いのかもしれませんね。
Contributed by HIRO
2023 November