標本DATA
【種類】 ヒラタクワガタ(壱岐亜種)Dorcus titanus tatsutai ♂
【サイズ】 78.0 mm
【採集場所】長崎県壱岐市石田町
【採集日時】2022年7月24日 10:00
【採集方法】Looking採集(タブ)
【採集者名】S. AYUKAWA
これは2022年に鮎川さんが採集された最大のイキヒラタクワガタです。23日に見つけて洞から引っ張り出そうと頑張ったのですが逃げられ、翌日にトライして見事、採集できたそうです。ぴったり78ミリあります。ヒラタクワガタは気性が荒く好戦的な種類です。どこかが欠けたり、折れていたり、傷を持つ個体が多いのですが、この個体は大アゴの摩耗も少なく完全体でございます。7月に入ってから蛹室から出て活動を始めた個体と思われます。
鮎川さんは、たくさん特大クラスを採集されていますが、これは鮎川さんが採集できるポイントを知り、シーズン中はこまめに足を運ばれているから採れるのです。壱岐に行けば簡単に採れるわけではありません。私の知り合いの話によると、バナナトラップにも集まりますが、大きな個体は滅多に来ないと言っておりました。やはり特大クラスを取るには樹液採集が一番のようですね。この超特大個体は、タブにできた大きな洞に陣取っていたそうです。良い場所には毎年、大型が入ってくれます。
Contributed by HIRO
2023 December