標本DATA
【種類】 ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus ♂
【サイズ】 66.1㎜
【採集場所】北海道川上郡標茶町
【採集日時】2019年7月16日 19:30~21:30
【採集方法】Light Trap採集
【採集者名】S. N.
北海道在住のNさんはクワガタ標本の収集を楽しまれている一人です。特に道内のミヤマクワガタ収集に力を入れられています。大きさはもちろんですが、地域毎の個体差に興味を持たれているため、道内各地に足を運んで採集されているそうです。
仕事柄、道東各地を転々とされることが多いとのこと。道東のクワガタ採集をするには役得ですね。
さて、標茶町に仕事で訪れた時に、虫たちが集まりそうな場所を見つけて、いつものようにライトトラップを設置。天候に恵まれず、夜7時半ごろから点灯させて2時間ほどで小雨が降りだして終了となりました。悪条件の中でも70ミリUP(2頭)を含むオスが50頭ほどが飛来してくれました。
Nさんの今までの採集経験(感覚)によりますと…
道東のオホーツク海側(紋別、遠軽、北見、網走、斜里)は70ミリを超える大型ミヤマは少ない。しかし、道東の太平洋側に位置する標茶はそうでもなさそう。標茶町での初採集、おまけに雨天のため気温も上がらず、採集時間も短かったにも関わらず70ミリを超える個体を拾うことができました。飛来した全体数に対する70ミリUPの割合は、道央(厚真、早来、夕張、栗山、千歳)とあまり変わらない感じだったとのこと。
ただ、道南や道央地方と比較して、道東や道北地方における採集者がかなり少ないと感じます。実際、もっとたくさん採集してみないとわかりませんね。
Contributed by HIRO
2024 March