標本DATA
【種類】 ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus ♂
【サイズ】 体長75.0㎜、頭幅20.2mm
【採集場所】鹿児島県霧島市
【採集日時】2014年7月26日 10:00~11:00
【採集方法】木を蹴って落下した個体
【採集者名】T. I.
鹿児島空港近くにお住いのIさんは、夏になるとカブトムシやクワガタムシの採集を30年以上も楽しまれているそうです。今までの採集で印象に残っているのは、2008年に74ミリのノコギリクワガタを採集したことだそうです。70ミリでも凄いのに…。
さてミヤマの大型産地として有名な宮崎県のお隣!鹿児島県産の特大サイズのミヤマクワガタです。クヌギの大木を蹴ると落ちてきてくれました。Iさんの採集フィールドで、このサイズは数年に1度出会えるかどうか?です。
この個体を見て下さい。第一内歯が餅つきの杵のように太い。頭幅も20ミリを超え、体の厚みがある立派なフジ型ミヤマクワガタです。75ミリに開いたノギスがカチッとしっかり当たります。
ミヤマクワガタは、他の日本産クワガタにない特徴をたくさん持っています。体を覆う金色の微毛(♂だけ)、脚の根元がオレンジ色、そして頭部の真ん中にドンと出っ張りがあります。この突起も何か意味があるのでしょうね。敵の攻撃をブロックするため??昔はもっと長かったとか!格好良いですね。
Contributed by HIRO
2024 March