標本DATA
【種類】 ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus ♂
【サイズ】 体長77.1㎜ 頭幅20.1㎜
【採集場所】滋賀県栗東市
【採集日時】2004年6月28日
【採集方法】Looking採集
【採集者名】J. M.
先日のこと…
HIRO, don’t stick your nose in my business!
JOKE混じりにアメリカの友人から返されました。
日本語に訳すと…
「私の仕事に首を突っ込まないでくれる!」
「出しゃばらないでほしいんだけど!」
とこんな感じです。
日本では「首neck」なのに、アメリカでは、なんで「鼻nose」なんだろう。
以前、アメリカの友人にこの質問を投げかたことが思い出されました。
その返答が…
「おそらく私たち西洋人は鼻の高い人が多いからなんじゃない!」って…妙に説得力があって納得はできましたが、なんか…腹立ちました(苦笑)
さて、クワガタに話を戻しまして、クワガタの鼻ってどこにあるかご存知ですか?このMuseumは、かなり知識のあるProfessionalな方々も見て頂いているようですので、そんな方には簡単な質問だと思います。どうぞお付き合いください。
答えは、人間と同じような鼻はないのですが、臭いを感じ取る鼻の役割を果たしている部分があります。それは触角(口髭もかな…)です。ミヤマクワガタの触角をよく見て下さい。触角の先が4つに分かれてクシ状になっています。これで食べ物の香りやメスの匂いを感じ取っています。是非、今年の夏に生きたクワガタの触角を観察してみて下さい。細かく動かして、何かを感じ取っているのがわかると思います。最愛の女性(メス)に対するときは、なんと優しく触れていることか!メスを優しく撫でるように、見ている私でさえ、メスに対する溢れる愛情が感じられます。ほんとに微笑ましいです。
さて、本個体を見て下さい。大アゴの伸びはそれほどでもないのに、77ミリ越えの特大ミヤマクワガタです。こんな個体は10年に1度、出会えるかどうか!だそうです。また、左アゴの内歯が1本多いためか雰囲気(顔)が違って面白いと思います。滋賀県内で採集された最大クラスOld Correctionになります。
Contributed by HIRO
2024 April