標本DATA
【種類】 ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus ♂
【サイズ】 体長51.0㎜ 頭幅11.0㎜
【採集場所】千葉県富津市
【採集日時】2018年7月7日 21:00
【採集方法】外灯Looking採集
【採集者名】J. T.
七夕の夜に採集されたミヤマクワガタです。小さな彦星さまですね。
幼い頃、盆と正月には必ず、父と母の田舎(三重県勢和村丹生)に帰省しました。そのとき夜空に輝く星の多さに驚きました。よく遊んでくれたお姉ちゃん(宮ちゃん)が、「織姫があの星!彦星があそこで輝いている星よ!天の川が奇麗ねぇ~」って教えてくれたことが思い出されます。織姫さまはコト座のベガ、彦星さまはワシ座のアルタイルです。現在、こうやって説明している私本人は、未だにどれがベガで、どれがアルタイルかわかりません。でも、満天の星空を眺めるのは大好きです。
さてさて、この彦星さまは、千葉県内の外灯に飛来するミヤマクワガタのアベレージサイズかと思います。50ミリ前後が多いようです。このサイズは、やはり耳状突起の発達もまだまだです。
でも小型とはいえ、千葉県の貴重なミヤマクワガタです。
私が幼い頃に採集したミヤマクワガタも、これぐらいのサイズが多かった。そんなこともあって、このフォルムにとても愛着を感じます。小型の個体ほど、頭部が発達しないため、お尻が大きくて可愛らしく感じます。
大アゴを見ると第一内歯がしっかり突き出たフジ型です。やはり千葉県は暖かいのでしょうね。
Contributed by HIRO
2024 May