標本DATA
【種類】 ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus ♂
【サイズ】 体長74.6㎜ 頭幅19.9 ㎜
【採集場所】大分県玖珠郡九重町
【採集日時】2015年8月1日 17:30
【採集方法】Looking採集(クヌギ)
【採集者名】S. T.
くじゅう連山の北部で採集された大型ミヤマクワガタです。
大分県西部にある九重町は、1,700メートル級の名峰「くじゅう連山」が連なり、町の約半分が国立公園となっています。私は訪れたことはありませんが、豊かな自然に溢れた町あることが容易に想像できますね。私は国立公園が好きで、各公園が持つ環境から、そこに行けば、こんな生き物に出会えるだろう!?なんて想像するのも好きでした。幼い頃は国立公園の切手を集めたりもしていました。男子は何でも集めるのが好きなのです(笑)
さて、このミヤマクワガタを見て下さい。大アゴと頭冠の発達が良いですね。アゴ先は鹿角のように大きく開き、エゾ型寄りの標準型でしょうか!左の口髭が切れていますが、体を覆う美しい微毛も比較的残った状態の良いミヤマクワガタです。大きなクヌギの樹液周りで見つけることができました。採集されたTさんによりますと、この山では、毎年、70ミリUPは採れるそうですが、本個体のような75ミリに迫る個体は、なかなか採れないそうです。どこの地域も75ミリというのがミヤマクワガタの特大ラインのように感じますね。
Contributed by HIRO
2024 May