標本DATA
【種類】 ヒラタクワガタ(宝島亜種)Dorcus titanus takaraensis ♂
【サイズ】 体長(左アゴ64.0 mm 右アゴ60.5 mm)
【種親採集場所】鹿児島県十島村宝島
【羽化日】 2023年7月下旬
【飼育者】 M. K.
Kさんが30頭ほど羽化させた中で、本個体だけ右アゴが短くなりました。♂は68ミリを筆頭に全て羽化不全もなく順調に成虫になってくれました。この1頭だけ片方の大アゴが奇形になった…原因は何だろうか?
クワガタは様々な理由で、時々、奇形の個体が羽化してきます。生息環境が悪く後天的に奇形となったもの、もともと奇形となる遺伝子を持っている個体、はたまた…???
標本をご覧下さい。奇形となった右側の触角が根元から綺麗に消失しています。
それにしても格好良くないですか!タカラヒラタの特徴である、大アゴの太さもしっかり出て、横幅もあって重量感たっぷりです。小型のオスと大型のオスが合体したような…奇形個体をたくさん見てきましたが、美しい(カッコよい)と思える個体は少ないです。
Contributed by HIRO
2024 June