標本DATA
【種類】 ノコギリクワガタ(原名亜種) Prosopocoilus inclinatus inclinatus ♂
【サイズ】 69.2 mm
【採集場所】北海道檜山郡厚沢部町
【採集日時】2022年7月5日 21:00
【採集方法】Looking採集(外灯巡り)
【採集者名】M. K.
ミユキさん(女性)が、夜の外灯を巡って手に入れた個体です。昆虫採集(収集)は男子の遊びと思っていたのですが、今は変わりつつあると思います。
人混みがとても苦手な私ですが、毎年、大手町インセクトフェアだけは頑張って足を運びます。人々に揉みくちゃにされて、疲れ果てて帰ってくるのがいつものパターン…。年々、参加者が増えているように感じます。行くたびに、もう来年は行くのを止めよう!なんて思うのですが、翌年になると、すっかり忘れて行ってしまいます(笑)
様々な昆虫たちを見ることができる楽しい場所だからですね。
そのインセクトフェアに行くたびに女性の割合が増えたと感じます。若い奇麗な女の子がタランチュラや大きなムカデを手に入れようと一生懸命値切っていたり…。私自身、クモやムカデが大の苦手なこともあって、そのインパクトはなかなかのものです。こんな可愛い女性が…クモやムカデが好きなんだ…。そんな光景を見ると、よく観察したら私も少しは好きになれるかも!と思い、ケース越しにじっくり観察してみるのですが…ダメですね。
ムカデは、天地がひっくり返ったとしても無理!タランチュラは100歩譲って、モフモフで普通のクモたちと比べると少しマシかな…。
さて、標本を見て下さい。北海道のノコギリクワガタは九州産のように大アゴがスラっと前に伸びる個体は多くないように感じます。どちらかと言うと、大アゴの湾曲も強く、ボディが太い個体をたくさん見かけます。九州の70ミリUPを隣に並べてみても、本個体(69ミリ台)の方が立派に見えます。
あらためて、私は脚が6本、体が堅い甲虫(クワガタ)が好きでございます!
Contributed by HIRO
August 19, 2024