標本DATA
【種類】 ノコギリクワガタ(原名亜種) Prosopocoilus inclinatus inclinatus ♂
【サイズ】 71.1 mm
【採集場所】茨城県東茨城郡茨木町
【採集日時】2014年7月17日 23:00
【採集方法】Looking採集(外灯周り)
【採集者名】O. I.
Iさんがキャンプ場に宿泊した時、周辺の外灯を巡ってみると、こんな大きなノコギリクワガタが採れたそうです。採集されている方々の話を聞いていますと…特大個体を手にしたければ樹液周りを探せ!と多くの方々はおっしゃいます。
しかし、確率は低いかもしれませんが、実際に、こんな71ミリもある特大サイズが飛んでくることもあるんです。
標本を見ると、上翅に大きく深い穴が開いています。もう少し差し込まれれば致命傷になっていたかもしれません。これだけの傷を負わせる大きなクワガタと戦って敗れた!仕方なく他の場所を探していたら灯りが目に入った(走光性)。その灯り(外灯)を目がけて飛んで来てみたらIさんに捕まえられてしまった。勝手な想像でございます…。
それにしても、こんな大きなノコギリに深い傷を負わせた相手が気になります。夢の75ミリクラスのノコギリだったのか?それとも、大きなミヤマクワガタの第一内歯が突き刺さったのだろうか?はたまた、別の動物に噛みつかれたのだろうか??こうやって色々と想像を巡らすのは楽しいですね。自然の中で生き抜くのは本当に大変なのです。
Contributed by HIRO
August 30, 2024