標本DATA
【種類】 ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer ♂
【サイズ】 67.1㎜
【採集場所】岡山県総社市
【採集日時】2023年6月15日20:00
【採集方法】Looking採集(クヌギの洞)
【採集者名】Y. O.
ヒラタクワガタという名前は、見た目が平べったいから名付けられたのは間違いないと思います。ですが…様々な種類のクワガタを並べてサイドから見比べると…そんなに平たくないかも!と思いました。確かに大型のミヤマクワガタは頭部がドカッとしているので平たくない!でも、他の種類はヒラタクワガタより薄っぺらいです。まぁ、個体の大きさにもよりますから、なんとも言えませんが、ヒラタクワガタはけっこう厚みがあるんだと思いました。では、なぜ平たく見えるのか?それは横幅があるからなんです。頭部と胸部の幅が広い!そして、脚も短いのです。アカアシとかヒメオオを横に並べると…ヒラタの短さが際立ちます(笑)
今頃、気付いたの??なんて声が聞こえてきそうです(笑)
さて、本個体を見て下さいませ。67ミリあるのですが、それほど大きく感じない。大アゴが少し長く、それで体長を稼いでいるからでしょうね。私が持っている岡山県産のヒラタクワガタは、20頭ほどですが、並べてみると大アゴが太くて短い個体が多いです。その中で大アゴが長めの本個体は目立っています。同じヒラタクワガタでも、当たり前に個体差があって面白いです。
標本の仕上がりは、とても良いのですが、触角を曲げすぎたかな…くの字…ですね…
Contributed by HIRO
October 11, 2024