標本DATA
【種 類】 ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer ♂
【サイズ】 67.7 ㎜
【採集場所】京都府京都市西京区
【採集日時】2024年6月6日 21:00
【採集方法】Looking採集(クヌギ)
【採集者名】K. O.
見れば見るほど立派なヒラタクワガタですね。Oさん(採集者)の自己採集最大サイズになります。Oさんが小学生の頃から足を運んでいる慣れ親しんだフィールドで採集しました。本個体は樹液周りや洞で見つけたのではなく、大きなクヌギの樹上(高所)にジッととまっていたそうです。下から見上げたとき、そこそこ大きいと感じたので、伸縮できる網を使って慎重に採集しました。網から手に取り上げてみて、その大きさに驚いたそうです。60ミリどころか70ミリ近くある…天然個体ならではの頭部と胸部の幅が大きく、これぞヒラタクワガタ!!驚きと嬉しさで手が震えたそうです。
京都市内で採集された個体としては、最大クラスになります。このフィールドでは40~50ミリ台のヒラタクワガタが多く、60ミリを超えるサイズは年に1~2頭、3年前に採集した64ミリが自己最大サイズでした。手が震えるほど感動したOさんの気持ちがわかりますね。
他に採集できる種類は、ミヤマクワガタ、コクワガタが多く、ネブトクワガタも局所的に見られます。Oさんが小学生の頃、このエリアでノコギリクワガタを見かけたことがなかったのに、現在は、時々採れることがあるそうです。
気候変動(温暖化)により、全国的に森の乾燥化が進んでいます。今後、Oさんのフィールドでも、ノコギリクワガタが増えていくかもしれませんね。
Contributed by HIRO
April 11, 2025