標本DATA
【種類】 ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus ♂
【サイズ】 体長77.0㎜ 頭幅21.2㎜
【採集場所】北海道檜山郡上ノ国町
【採集日時】2012年8月19日 9:00
【採集方法】Looking採集(ハルニレ)
【採集者名】K. K.
渡島半島の南端近くで採集された超大型ミヤマクワガタになります。北海道の南端ですので暖かいからでしょうか? 第一内歯がよく発達したフジ型と言っても良いぐらいの歯型です。
もう一頭、この地域(上ノ国町)の特大個体を掲載していますが、その個体もフジ型と言えるような歯型をしています。
さて、このミヤマクワガタは体長も凄いのですが、頭幅、体幅があるので、さらに大きく感じられます。道南地方で私が持っている最大のミヤマクワガタになります。
道南は特大個体が採集できる確率が高い!なんていう話がよく聞かれますが、採集者のKさん曰く、このサイズは本当に採れないとのことです。もちろん、足を踏み入れていない林道に突入すれば、驚くほど大きな個体に出会える可能性があると思いますが
「人の入らない場所=ヒグマの遭遇率UP」
一人で初めての林道に入る勇気がなかなか出てこないそうです。北海道に生息しているクマは…「ヒグマ」ですもんね。
アメリカのクマの専門家がBlack Bear(ツキノワグマ)であれば何とかなるが、Grizzly(ヒグマ)は…“NO WAY!” と言っておられました。
毎年、シーズンになると、かなりの日数を採集に費やしているKさんの今までの最大サイズになります。惚れ惚れする個体ですね。
Contributed by HIRO
2024 March