標本DATA
【種類】 ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer ♂
【サイズ】 51.9㎜
【採集場所】広島県呉市下蒲刈町下島(下蒲刈島/瀬戸内海)
【採集日時】2023年7月31日10:00
【採集方法】Banana Trap採集
【採集者名】Akinori MURAYAMA
採集された村山さん曰く、下蒲刈島でノコギリクワガタとコクワガタの個体数が多い。ヒラタクワガタはかなり少なく、特にメスが滅多に採れないそうです。このMuseumでは、日本各地の大きなヒラタクワガタをたくさん掲載しています。それらの隣に本個体を並べると、本当に小さく見えます。しかし、村山さんに「島の生息数が少ない上に50ミリを超える個体は珍しい!」なんて言われますと、5センチのヒラタクワガタも大きく見えてくるから不思議ですね(笑)
愛媛県と広島県の間に並ぶ島々(とびしま海道)におけるクワガタの生息状況は、島によってかなり違いが見られるようです。この面白さに魅かれて村山さんは長年、調査に取り組まれています。このような方々の地道な努力のおかげで、今までわからなかったクワガタの生態がどんどん解明されていくのですね。
Akinori, Wonderful!
Contributed by HIRO
2024 July