[ 62.0 ㎜ ]種間雑種は孵化率が低い!

♂ 62.0㎜、京都府乙訓郡西山

標本DATA

【種 類】 オオコクワガタ ♂

【サイズ】 62.0㎜

【羽化日】 2024年7月中旬

【飼育方法】 広葉樹熟成マット使用

【飼育者名】 Yoshihisa I.

【種親について】

 種親♂コクワガタ  42㎜ 採集日/2022年9月  採集場所/京都府乙訓郡西山

 種親♀オオクワガタ 38㎜ 羽化日/2022年12月 大阪府能勢町産飼育個体

自然の中でも、かなり珍しいですが採集できるようです。

母親がオオクワガタですので、体長も大きく横幅もありますね。台湾の天然記念物に指定されているシェンクリングオオクワガタに少し似ているように感じます。何とも言えない風格と格好良さがありますね。

飼育されたYoshihisaさんから聞いたお話によりますと、まずペアリングするコクワガタとオオクワガタのサイズを合わせます。コクワガタ♂はやはり40ミリ以上の大型個体とオオクワガタのメスは30ミリ台の小さめの個体を選びます。2023年5月に産卵セットを組んでコクワ♂とオオクワ♀を同居させると、今回は珍しく6頭も元気な幼虫が生まれてくれました。通常、オオコクワガタの卵孵化率は非常に低く、幼虫が全く得られないこともあったそうです。その6頭のうちの1頭が本個体になります。

さて、Yoshihisaさんは、前回の結果(6頭も採れたこと)に気を良くして、再度、チャレンジしているそうですが、まだ幼虫は1頭だけ…とのこと。生まれたばかりの若齢幼虫は特に落ち(死亡し)やすいです。やはり種間雑種(オオコクワガタ)を飼育するのは難しいですね。

Contributed by HIRO

April 8, 2025

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